明治39年、日露戦争の戦勝記念に植栽されたといわれています。元来、暖温帯照葉樹林地域の樹木で適度な水分と肥沃な土壌を好み樹冠の大きな巨木になります。葉の周囲はゆるく波うち、主脈とそのわきから出る2本の葉脈が三行脈として目立ちます。その分かれるところにダニ室と呼ばれるふくらみがあり、それの無いヤブニッケイと安易に区別できます。葉をもみ、材を削ると芳香を発し精油がとれ樟脳を作ります。