勿来の関公園にある体験学習施設「吹風殿」では、5月3日(日)に、「人形浄瑠璃・文楽」を開催します。長い歴史の中で継承されてきた繊細で高度な伝統芸能「文楽」の世界を、この機会にぜひお楽しみください。
新緑の季節、勿来の関公園・吹風殿の庭園が舞台です。勿来の関の木々が背景を彩り、自然と一体となった人形浄瑠璃の世界が繰り広げられます。
人形浄瑠璃は、奈良から平安時代にかけて流浪の民「傀儡師(くぐつし)」が操っていた人形と、室町時代に盲人の楽人によって弾き語られていた浄瑠璃が、三味線の発達に伴って融合したと言われています。
江戸中期になると、浄瑠璃の語り手竹本義太夫と戯作者近松門左衛門という二人の天才の出現により、音楽的・文学的に香気の高い浄瑠璃の世界が華開きました。
文楽は文化年間、植村文楽軒が大阪に人形浄瑠璃の小屋を建ち上げたことに始まります。明治に入り、文楽座は当時台頭してきた彦六座とともに技芸のめざましい向上を図り、高まる人気の中で明治の黄金時代を築き上げたのです。のちに文楽座は彦六座を包含し「文楽」が人形浄瑠璃と同義語として用いられるようになりました。
長い歴史の中で継承されてきた繊細で高度な伝統芸能「文楽」の世界をこの機会にお楽しみ下さい。
■ 開催日時
平成20年5月5日(日) | |
昼の部: | 午後2時00分~午後3時15分 |
夜の部: | 午後5時30分~午後7時30分 (開場:午後5時00分) |
■ 会 場
勿来の関公園 吹風殿 (雨天の場合、勿来市民会館大ホール)
■ 内 容
昼の部: | 「文楽の楽しみ方」(小・中学生向け) 子どもたち(小学校高学年以上)に向けて人形浄瑠璃の世界を解りやすく解説します。(無料)
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夜の部: | 「壺坂観音霊験記」
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■ 主 催
NPO法人勿来まちづくりサポートセンター、いわき市
■ お問合せ先
いわき市公園緑地課事業係 TEL:0246-22-7518