園芸相談_ウルシとハゼノキの違いについて

【相談内容】
いわき市には自生のハゼノキはあるか?
また、ウルシとハゼノキの違いはどこか?
【相談者】
30代 男性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子先生 (園芸アドバイザー)
 ウルシ、ハゼノキは、ともにウルシ科の落葉高木ですが、いわきには自生はありません。ハゼノキは主に、実から木蠟(もくろう)を採るために栽培されたり、盆栽で小さな実生や紅葉を楽しむために用いられます。ハゼノキはもともと日本に自生する木ですが、中部以南の西南地方に分布が限られいわきには自生はありません。
 ウルシは、よく知られる漆(うるし)を採るために栽培されますが、自生地は日本にはなく、本来はヒマラヤ、中国の植物です。どちらも、いわきでは、栽培されたものだけです。いわきの山地でみられるこれらの近縁は、ヌルデで、秋の紅葉の美しさでも知られウルシ同様かぶれます。また、ツタウルシも自生があり、こちらは、木などに張り付くように登るツル植物で、やはり紅葉が美しくウルシ同様にかぶれます。
 本題に戻り、ウルシとハゼノキの違いですが、葉が細く毛がなくとがった感じのハゼノキに比べ、
ウルシはやや丸みのある葉で葉柄や葉腋に毛があります。両者とも雄雌異株です。いわきでこれらを見るには、古い農家などの庭先や、畑の隅にかつてウルシやロウを採ったものの名残りを探すか、ハゼノキは盆栽展(夏~秋)で見られます。

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