園芸相談_スス病について

【相談内容】
庭のクチナシの木が、全体にススをかぶったように黒くなっている。何か病気なのか?
花は毎年ちゃんと咲いている。
【相談者】
50代 男性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 ススをかぶったような状態のほとんどは、スス病によるものです。他に交通量の多い道路沿いなどで、
車の排気ガスの中の粒子状物質が葉について、やはり真っ黒になる場合がありますが、一般家庭のお庭の場合には、前述のスス病によるものがほとんどです。
 スス病は、それ単独ではほとんど発生できず、必ずといってよいほどその木またはその近くの木に、アブラムシやカイガラムシなどの吸汁性の害虫が寄生しています。アブラムシやカイガラムシのついた木の下に車を停めておいたりすると、フロントガラスにベタベタした汚れがついたり、夏に洋ランや観葉植物を出しておくと葉が汚れたりしますが、それは虫の排泄物が原因です。
 ちなみにアリは、アブラムシのお尻から出るこのベタベタの甘い汁が大好物で、アブラムシとは共生関係にあります。つまり、スス病はこの虫のオシッコをエサとして繁殖します。ただ殺菌剤を散布しても再発生してしまいますので、必ずアブラムシ、カイガラムシを駆除するため、殺菌効果のあるものを使って下さい。
 これから冬に向かっては、1~2月にマシン油を使うと、特にカイガラムシには効果が高いです。2週間後に石灰硫黄合剤を散布すると殺菌効果があり、さらにGoodです。

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