園芸相談_ヤマユリの育て方について

【相談内容】
鉢でヤマユリを育てていて花が終わったが、このあと掘り起こした方がよいのか?
また、増やし方はどんな方法があるか?
【相談者】
50代 女性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 まず、ヤマユリは本来鉢で育てるユリではありません。鉢では十分な深さ(15~20cm)に植えられないのと、地上部が大きく伸びるため、支柱などをしないときれいに咲かせられないためです。また、チューリップなどの砂漠を原産とする球根と異なり、ヤマユリは明るい林床や草原などに自生するユリで、球根は皮もなく、乾燥に弱く、地上部が枯れても地中で根は生き続けます。ですから、掘り上げて吊るしておいたりしては弱ってしまいます。
 まず、花が終わったあとの管理は、できるだけ長く葉や茎の緑を保つことで、光合成によるデンプンの合成と球根への蓄積を促してあげること、花がらを早目に摘んで種子を実らせないこと、うすい液肥を与え、球根の肥大を助けることなどです。
 また、増殖法は、球根が大きくなれば分球もしますが、地中の茎についた木子(きご)による増殖、球根をていねいにはずして砂やバーミキュライト、赤玉小粒などに挿して増やす鱗片挿しがあり、これは8月下旬~9月上旬、今が適期となります。また、秋にとれるタネから実生で増やすには、花まで5~6年くらいかかります。
また、アブラムシの吸汁によりウイルス病にかかりやすいので、必ず予防して下さい。

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