園芸相談_ヤブカンゾウについた虫の処理について

【相談内容】
庭に植えたヤブカンゾウにビッシリと白っぽい虫がついてしまった。何という虫か?
また、このあとどうしたらよいか?
【相談者】
60代 女性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 お持ちいただいたヤブカンゾウは、茎、花、ツボミのどこにも白っぽい虫がたくさんついています。これはニッコウキスゲ、カンゾウ、園芸種のヘメロカリスなどのほぼどれにもつくアブラムシで、正式名称はミツバウツギフクレアブラムシといいます。例えば、湿原に生える野生のニッコウキスゲにもよく見られ、ほとんど病害虫の見当たらない丈夫なこの仲間のほぼ唯一の害虫です。通常はここまでひどく寄生されるのは珍しいのですが、お話では、ヤブカンゾウ、ユウスゲ、ヘメロカリスの園芸種をまとめてたくさん植えておられるとのことで、発生が大量になったと思われます。
 まず今すぐできることは、虫がたくさんついているひどいところは刈り取って燃やしてしまうか、殺虫剤を2~3種、ローテーションで1週おきくらいに散布して密度を下げるかして、できるだけ虫の数を減らします。
 あとは定期的に木酢液やトウガラシエキス、またはオルトラン粒剤などをまいて虫が増えないようにし、特に冬は地上部が枯れた後、枯れた茎葉をそのままにしておくと成虫や卵の越冬場所となりやすいので、すべてきれいに片付けて燃やしてしまいます。去年はそのまま枯れた茎葉を放置していたとのことなので、これだけ行えば来年の発生は少なくできると思います。

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