園芸相談_シクラメンの増やし方について

【相談内容】
15年間ずっと花を咲かせているミニシクラメン。
以前より球根は大きくなったが、株分けなどで増やすことはできるのか?
【相談者】
50代 女性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 シクラメンはサクラソウ科の塊茎をもつ植物で、ヨーロッパの原種の姿から直訳してつけられた‘ブタのマンジュウ’の和名のように、平たいガンモドキのような形の球根をもちます。チューリップやスイセンの球根のようにどんどん分球して数の増える球根とは異なり、シクラメンの球根は年数が経っても球根全体が大きくなるだけで、分球しないのが特徴です。
 ただし、発芽するところ(クラウン)は最初は1ヶ所ですが、古くなると何ヶ所からも芽を吹き、葉、花数も多くなり、10年以上育てた株では一度に数百輪の花を楽しむこともできます。ですから特殊な場合を除き、シクラメンを株分けすることはできません。むしろ、シクラメンはタネからだと1年以内で花を咲かせるものが多く、秋~冬にタネをまけば次の秋にはほとんど開花します。
 タネは花がらつみをしないでおくと自然に実りますが、花粉を人工授粉させればほとんど100%タネがとれます。花後数ヶ月、冬の花なら初夏くらいに種が熟しますので、そのまま冷蔵庫などで保存し、秋以降にまきます。タネは暗発芽性なので、覆土はしっかり行い(1cm)、1ヶ月くらいで芽が出てきます。生育に応じ液肥を与え、鉢植えしておくと、翌年には花を見られます。

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