園芸相談_紅花のフクジュソウについて

【相談内容】
フクジュソウに紅花の品種があると聞いたが、品種名と入手法を知りたい。
【相談者】
50代 女性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 フクジュソウは、正月を飾る縁起の良い花として江戸時代から多くの品種が登場し、古典園芸植物のひとつとして知られています。
 もちろん、日本に自生する野生種、キンポウゲ科の多年草ではありますが、分布は本州の山地を中心に北海道、九州の一部、さらには朝鮮、中国東北部、シベリア東部にまで広く分布しているものです。この属のものは、他に1年草タイプ、属名アドニスのもとになった血赤色の小輪のもの(イノシシに傷つけられて亡くなった美少年アドニスの血からこの花が咲いたと言われている)がヨーロッパ~アジアに分布しており、多くは1年草タイプのものです。
 話をもとに戻して、日本のフクジュソウの中にも赤い花の咲くものがいくつか知られています。最もポピュラーなのが「秩父紅(チチブベニ)」、「緋の海(ヒノウミ)」、「紅撫子(ベニナデシコ)」ですが、現実的に入手可能なのは秩父紅のみと思った方が良いでしょう。フクジュソウの園芸品種のほとんどが生産量が極めて少なく、通常の流通ルートにはのっていないものが多いのです。
 
 赤花以外で他に入手可能なのは、黄・緑・黄と三段に咲く「三段咲き」、花が黄花で丸弁の「福寿海」などです。普通の園芸店、山野草店、通販カタログなどで入手できます。
入手時期は秋に苗か、または開花期に花つきの鉢植えです。ちょうど今頃ですので探してみてください。

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