園芸相談_タネから育てたパンジーが生長しない

【相談内容】
夏の終わりにタネをまいたパンジーがいつまでも小さいままで育たない。
どうしてか?
【相談者】
50代 男性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 まず、植物が育たないときの最大の原因は、第一に、水や肥料の極端な不足と、生育適温から大きくはずれた環境、光不足、通風不足などが考えられますが、お話によると、苗床にタネをまいて、そのあと肥料を一度も与えていないとのことなので、まず肥料を与えないと育たないのは当然です。
 植物の生育に必要な元素のうち、空気中からとれるのは二酸化炭素としてのC、O2、水としてのH2O、その他の土中の微量要素のみですので、三大要素と言われているN-P-Kについては、Nは空気中にたくさんありますが、肥料として人間が与えないと、苗床に置いたままでは育たなくなってしまいます。
 庭などで肥料を与えなくてもこぼれダネで大きくなるのは、他の草花や植木に与えた肥料が雨によって薄められて、液肥同様に供給されているからで、苗床や鉢土などの限られた空間では、人が肥料を与えてやらないと生育はできなくなってしまいます。そこで、苗に与える肥料で最も早く効果があるのは液肥です。正確に薄めて使うことで休まずに生長し、最短で開花させることができます。もちろん、本葉2~3枚で鉢上げできる大きさになったら、ポットに固型のものを置肥してもよいでしょう。
 これからはさらに寒さで育ちが悪くなりますので、保温に努めましょう。

カテゴリー: 園芸相談 タグ: パーマリンク