園芸相談_家庭でのパイナップルの栽培方法

【相談内容】
市販のパイナップルを買って食べたあと頭のところの葉を切り取って鉢に挿しておいたら、根がついてかなり大きくなり、1年半くらい経って10号鉢まで育ち、今、花茎が上がってきた。
このあとの管理はどうしたらよいか?
【相談者】
60代 男性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子先生 (園芸アドバイザー)
 パイナップルは、バナナとともに大変よく知られた熱帯果樹ですが、日本では沖縄などで栽培されるのみで、あまり植物としてのパイナップルを身近に見ることができるチャンスは少ないと言えます。
 ですから、葉っぱの茂った中から茎が立ち上がり、その先にチューリップのようにパイナップルが成っている状態は、観賞用としてもとてもおもしろいものと言えます。最近は観賞用のミニのパイナップルが鉢植えで売られることもありますが、大きいものを家庭で育てられたら本当に楽しいと思います。
 まず、パイナップル栽培の最大の難関は、冬場の温度管理です。生育適温は20℃~25℃ですが、お話では、ほぼ20℃以上を保てるとのことなので、この点はクリアされると思います。また、花はパイナップルでは自家不和合性で、しかも受粉しないでも実になる単為結果の性質を持ちますので、受粉に関する問題はありません。
 また、冠芽(クラウン)からの挿し芽苗は収穫まで22ヵ月かかるとのことなので、挿し芽してからの月数を合算してみるとおおよその収穫期がわかると思います。水やりは表面が乾いたらたっぷり与え、肥料は液肥または市販の果樹用の固型肥料などを置肥するとよいでしょう。

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