園芸相談_パンジーの苗が腐る原因とは

【相談内容】
夏にパンジーをピートバンでまいて、苗はたくさんできたが、ポットに鉢上げしてから次々に根腐れのようになり、8割くらい枯れてしまった。
自前で作った土が原因なのか?
【相談者】
60代 男性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 残暑が厳しく苗が腐りやすかったことは確かですが、8割近くも枯れて、残っている方が少ないとなると、やはり土に問題があると考えるのが自然です。どんな配合で土を作ったかというと、赤玉土小粒に腐葉土3割程度、さらに元肥として油粕をかなり入れたとのことですので、原因は、混ぜた油粕であることが濃厚です。
 油粕は、油を絞った粕そのもので、言わば植物の残さです。肥料として吸収されるためには、土中で微生物により分解されて、無機質にならなければなりません。生の植物が微生物により分解されるには、熱が出たり、ガスが出たり、また醗酵のために土の中の酸素が大量に消費されて酸欠になったり、微生物の繁殖で土中の空間が埋まって水はけが悪くなったりと、植物の根の生長のためにマイナス要因が多く発生します。特に夏場の高温期には、短期間にこれらのことが一斉に起こりますので、根のトラブルは避けられません。
 油粕を元肥とするには、冬の間に土ごと積んでよく醗酵させておいてから使うことが必要です。最も安全なのは、置肥タイプの化成肥料と液肥を併用して苗をつくる方法です。今度仮植する際は、そちらを使ってみて下さい。

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