園芸相談_ミカンの木について

【相談内容】
ミカンの木を鉢で実のついているのを買って庭に植えたが、今年花は咲いたが、実がひとつもつかなかった。どうしてか?
【相談者】
40代 女性


【アドバイス】
回答: 箱根 ゆみ子 先生 (園芸アドバイザー)
 秋口から冬にかけて、ミカン、キンカン、ユズなどの柑橘類が、実つきの鉢物で販売されます。実がすでについているため、庭植えでもひき続き実を楽しめると思い購入、植え付けをされる方が多いのですが、だいたいのケースでは植え付け後少なくても2~3年は実をつけないか、少ししか成らないというのが実際です。
一度もう実のついた大人の木なのに、なぜ実がつかなくなるかというと、鉢という小さいスペースで根を張ることにより、鉢の大きさに合わせて小さいまま大人になっていたというのが鉢植えの木なので、それを庭に植えて広いスペースが与えられると、今度は根がどこまでも伸びてゆき、大人の生殖生長から若者の栄養生長へと逆戻りしてしまうのです。
庭で根が伸び、枝も伸び、ある程度安定した状態になると、スイッチが生殖生長に切り替わり、花や実を再びつけるようになります。ですから、2~3年はまず強い剪定などを行わず、混んだ枝を少し枝すかしする程度で成長を見守って下さい。元肥は、春の芽出し前2月~3月に、油粕・骨粉などの入った果樹用の配合などを与えるようにします。

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